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越乃寒梅・白ラベル

グラス(120ml) 500円

一合(180ml) 700円

一合半(270ml) 1000円

ちびボトル(300ml) 1100円

冷や・ぬる燗

・新潟の石本酒造さんは、長年の真摯で謙虚な姿勢そのままに、増石(生産量を増やす)などに目もくれることなく、今でも地酒蔵としての姿勢を貫かれていらっしゃいます。かつて、戦時中の国策でもあった「三倍増醸酒」へ抵抗し、非国民との誹そしりをも恐れずに蔵の酒質を守った、という気概に満ちた誇り高い蔵でもあります。地酒ブームにも踊らされず、ただ一つ“越乃寒梅”と言う銘柄だけを醸しつづけており、その丁重な造りは微塵も変わることがありません。当店で唯一の清酒、“越乃寒梅・白ラベル”は華やかな香りなどは控えめな普通酒で、近年はやりの華麗な味わいなどとは無縁です。しかし、淡麗辛口の酒が本来持つべき味の深みなど十分に堪能して頂ける、原点とも言える酒かと思います。

・ヒヤを合量りで御注文のお客様用に、明治〜大正期ころのガラス徳利を数種類用意いたしまた。たいそうカワイイ酒器で、一味上がった気がするのは不思議です。お試し下さい。

・お燗はチョイ・デブの<青ひょうたん>か下の<赤兎>でお出ししています。<赤兎>は明治〜大正期の九谷で、あまりのカワイさに一目惚れでした。残念ながら揃いの猪口を逃してしまい、バラ猪口にてのご提供が悔やまれます。ウサギに会いたい方は「お燗を<赤兎>で・・」とお申し付け下さい。

・入手先の骨董屋さんの紹介文です。(中国の赤絵を模した九谷の美しい徳利です。草花が取り巻くウサギが大きく二羽描かれた絵付けは金彩と相まって非常に好もしい図柄となっていますね。肩部のヨウラク、はたまた鏡の様な模様は古代柄。その上に描かれた霊芝も長寿のしるしとしてお目出度いですね。ウサギの足元に綺麗な黄色をおいたところもアクセント。蓋には可愛い花紋と、九谷としてはあまり見ない仕上がりで、優雅さの中に少々モダンさを秘めた珍品の美しいお品に仕上がっています。)

・<青ひょうたん>と言えば、どこかで馴染みの懐かしさを感じて????でしたが、漱石の「坊ちゃん」を思い出してハタと手を打ちました。小説中では<うらなり>君という英語教師がマドンナの婚約者でしたね。「うらなりの青ひょうたん・・・」的な記述があったような気がします。当店の<青ひょうたん>は、ちょっと太めで全然弱々しい感じではありませんけど・・・「個人的には坊ちゃんの様な人は友達にしたくない」という読書感想文を書いた事があります。身近にいたらウザそうな人物じゃないですか?

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