Ron    (元スペイン領系のラム)                                   Home

 楽しく気持ち良く飲めればいい!というラテン乗りの傾向が強く、 口当たりの良さ、飲みやすさ重視のラムが多い様に思います。しかし、耽美的とも官能的とも言える美味追求型のラムもいくつかあり、他では生まれ得ない、この言語圏ならではの無二のビィーナス(美神)達です。

プエルトリコ

 ロン・デル・バリリット・スリースター
43度
\1,000

 原酒をブレンド後、10年熟成する独特の手法。(通常は熟成後ブレンド) 強いスモーキーフレーバー、まろやかなコク、心地よいカラメルの風味が 誘います。

グァテマラ

 ロン・サカヴァ・センテナリオ 23年
40度
\1,200

 23年物の古酒を中心に20種以上の原酒をブレンド。どんな人でもすぐに」魅了される厚みのある美味しさと、大きく広がる甘美な余韻を持つ快楽主義者。 インターナショナル・ラム・フェスティバルで5年連続金賞の後、唯一の殿堂入りを果たす。


キューバ

 ロン・ムラータ・アネホ・レゼルヴァ
38度
\700

 糖蜜を想わせる甘い香り、豊かなコク、シャープな後味のバランスの良さ。 7年熟成のムラータ(=混血の美しい女性)です。でも、しっかり者。

 ロン・マッサレム・グラン・レゼルヴァ 15年
40度
\1,000

 ビターチョコの様なコクと甘み。 15年の熟成によるナロウかつスムーズで、リッチな深い味わいです。 1999アメリカン・ティスティング・ステテュートのベストラム受賞。


メキシコ

 ポルフィディオ・ラム・アネホ
40度
\1,500

 ここまで来たらラムといえるのか?独特の渋みを伴うコク。 しかし、とてもスムーズで辛口のコニャックの様な奥深さ。 バニラ甘みがフオッと広がり、トーストに似た香りと甘みがこみ上げてきます。 荒々しさと繊細さを合わせもつ孤高の一本。

 ポルフィディオ・ラム・プラタ
                        
シリアルNO. 3369)

70度
\1,200

 単式で4度も蒸留しながら、ゆるぎ立つような優美な香りを失わない。 高濃度に凝縮された濃厚な快楽成分が直撃する、未知の味わい。確信犯的に何かを成しとげてしまったこの白いラムは、そのあと知らずの特別限定品です。

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Rum  (元イギリス領系のラム)

 力強くて男っぽい、スコッチを指向したようなラムが多い様です。ガイアナのデメララ川周辺は、かつての名産地として名を馳せ、ラムと言えばデメララの時代も長く続きました。樽熟成による味の深みを求める一方、濃い色や濃厚さのためになら、カラメルの使用もいとわない側面もありますが、使い方も熟練されているのでOK。ヘビータイプが主流。

力強くて男っぽい、スコッチの様なラムを造る。
熟成による味の深みを求め、ヘビータイプが主流。

ガイアナ

 エルドラド 12年
40度
\800

 深くまろやかなコクを持ち、スムーズで香り豊か。 余韻にウッディな甘みが広がります。 300年以上の伝統的手法で造られる、頑固なデメララ・ラム。

 ケーデン・ヘッズ・デメララ 10年
46度
\1,200

 デメララの原酒をシングルモルト(ラフロイグ)樽で10年熟成。 強い樽香の後から、シナモンやバニラの香りが立ち、ソリッドな男らしい味わいです。

ジャマイカ

 アプルトン・ダーク
40度
\800

 楽しさ重視のジャマイカン・スタンダード・キャラメリーゼ・ダーク・ラム。 洗練なんて気にしてないストレートなうまさ。逆バカウマ・ラム(?)。

セント・ルシア島

 チェアマンズ・レゼルヴァ
40度
\800

 ゆるやかに広がるブーケの香り。ウッディな味わい。枯れ果てた通好みの味。 2003インターナショナル・ラム・フェスティバルの金賞に輝く名品。

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Rhum     ( 元フランス領系のラム) 

 フランス海外県のマルティーク島や、元植民地の島々は、 やはりブランデーの様なふくよかさや、ハーバル(植物的)な香りを目指す傾向があります。それ故、サトウキビの絞り汁を直接発酵させるアグリコール・タイプのラムは、フランス語圏の独壇場と言えます(ちなみにスペイン系やイギリス系のノン・アグリコール・タイプは、絞り粕から取れる糖蜜や黒糖などを加水発酵します)。特徴的で追求し易いフランス系ラムは、日本では特に人気が高く、 マルティーク産にしか興味が無いと言う通な人(?)も多いです。ミディアム系が主流 。

マルティーク 島

 セント・ジェイムス・インペリアル・ブラン 
40度
\700

 パァーッと広がるサトウキビの香り。 滑らかで、すっきりした舌触りながら、厚みのある味。 フレッシュな植物的おいしさを満喫できる、珍しいお酒です。きっと初めての体験。

 ラ・フォヴァリット・ランブレ
50度
\800

 軽やかに抜ける植物香とさわやかで長い余韻。 家族経営による、かたくなすぎる高品質主義。 一本も二本も筋の通った(?)味。

 トロワ・リヴィエール 1996
42度
\1,500

 2000年の火事で古酒在庫の大半を焼失。 1996は残り少ないグッド・ビンテージ。 ウッディでスパイシーかつ華やかなバニラ香を合わせ持ち、未知のブランデーを思わせます。

 J・バリー・レゼルヴァ・ド・ラ・ファミーユ
45度
\1,700

 1920年代から60年代のヴィンテージ原酒をブレンド!!重厚な香り、深い味わいと余韻。別格の存在。

ハイチ

 バルバンクール・5スター・8年
43度
\700

 熟成感漂う奥深くなめらかな味わいと蜂蜜のような長い余韻。 西の国々では"ファンタスティック・ブルー・スター"として定評を確立。素直な美味しさ。

クアド・プール

 ダモアソー・ヴィユー
42度
\1,000

 "無冠の王"として賛美者の多いクアドプール島の伏兵。 夢のような植物香、 あまりにもドライなその味わい、 ゆるやかな長い余韻。

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       日本 (南大東島)

 コルコル・アグリコール 2006
40度
\1,000

 日本初のアグリコール・ラム。他のゆるい和製ラムとは異なり、 日本人の良し悪しが如実に味となって表れています。 明らかな独創性はすでに持っていて、 我が国から新しい価値観を持つスピリッツが生まれ得るかも、 とワクワクさせてくれる感じ。 しかしラムとして考えるなら、かなりな異端児でカリブ海の人々には受け入れがたい、 しかし、無視するには強烈な個性を持ちすぎている。 そんなあつかいづらい存在では? 「ラムとはこうあるべき」的な想いを捨てされば、得がたい独自性を持つお酒としてかなり楽しめます。 素材の味モロ出ししちゃった期待のサムライです。
(でも造ってるのは30代の女性ですけど・・・)

 

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